ドナルド・トランプ
1: ◆YmoNMMGOdJo.@蛇女乃呪φ ★ 2016/02/15(月) 22:24:22.16 ID:???

 トランプ旋風に困惑しているあなた、ドナルド・トランプ氏が共和党の大統領候補に指名されなければ騒ぎは収まるだろうなどという甘い考えを持ってはいけない。

トランプ旋風は米国がこれまでたどってきた道のりに対して多くの米国人が感じている当然の怒りの表れであり、起こるべくして起きた現象である。
歴史的なナショナルアイデンティティ(国民意識)の喪失という半世紀前から続いてきたプロセスが最終段階に到来したのだ。

【社説】トランプ氏の初戦敗北が意味するもの
政治学者のサミュエル・ハンチントン氏は最後の著書「分断されるアメリカ」(2004年)の中で米国の国民意識を構成する2つの要素に注目した。

1つはアングロ・プロテスタントの歴史が残した遺産である。だが、今の米国には多くの文化的、宗教的伝統が混在しており、この遺産は必然的に薄れつつある。

もう1つは米国という概念そのものだ。かつて歴史学者のリチャード・ホフスタッター氏の「一つであるという以外にイデオロギーを持たないことがわが国の運命だった」という表現で言い表したように。

ハンチントン氏が「米国の信条(American creed)」と呼んだこの米国のイデオロギーを構成しているものは何か。

その中心的な価値は3つ、平等主義、自由、個人主義ということになるだろう。米国の信条を構成するその他のおなじみの要素、つまり法の下の平等、機会の平等、言論・結社の自由、独立自尊、小さな政府、自由主義経済、政治的権限の分権・委譲はこの3つの価値に基づいている。

1960年までは米国の信条は国民の総意だった。この年、民主党から大統領選に出馬したジョン・F・ケネディ氏、リンドン・B・ジョンソン氏、ヒューバート・ハンフリー氏ら候補者は心の底からこの信条を支持していた。共和党候補者との違いは、この信条を構成する個々の要素をどうやって実現するかだけだった。

だが今では米国の信条に権威も中身もない。一体何が起きたのか。それは60年代以降、米国社会全体に起きた、新上流階級と新下流階級の出現や両者の板挟みになっている労働者階級の苦境の中に見いだすことができる。

私は著書「階級『断絶』社会アメリカ:新上流と新下流の出現」(2012年)の中で新たに出現した階級について詳細に議論した。新上流階級は米国の経済、政治、文化を形成する人々によって、新下流階級は労働や結婚など米国の市民文化の根底をなす制度から脱落した人々によって構成されている。
この2つの階級はどちらも口先では米国の信条を支持していても、実際には否定している。追い詰められた労働者階級はトランプ旋風を通じて、自分たちもこの信条を捨てると伝えているのだ。

http://jp.wsj.com/articles/SB11865717880025093900504581541353800594690

 

2: ◆YmoNMMGOdJo.@蛇女乃呪φ ★ 2016/02/15(月) 22:24:46.94 ID:???

 歴史を振り返れば、米国例外論の中で「米国には階層意識がない」という考え方は最も広く知られているものの1つと言ってもいい。マルクスやエンゲルスもそう認識していた。それが米国式の平等主義だった。そう、米国には金持ちも貧乏人もいるが、だからといって金持ちが他の人々より良いというわけではなかった。

成功した米国市民は上流階級という外套(がいとう)をかたくなに拒み、
同胞に対して普通の人間であることを示そうとした。実際、その多くが質素
どころか貧しい環境で育ったことを考えれば、彼らは普通の人間だった。
そして、成功したあとの生活でも若いころの習慣や生活水準を守った。

米国のコミュニティーは昔から、社会的、文化的多様性が高かった。
アレクシス・ド・トクビルは1830年代、米国について「富裕な市民が国民から
離れてしまわないように気を付けている」と記した。この傾向は20世紀になっても続き、エリート層が住む地域でも見られた。1960年の国勢調査によると、現在の価値に換算した市民の所得(中央値)はフィラデルフィアのメーンライン沿いの地域で9万ドル、ボストンのブルックラインで7万5000ドル、ニューヨークのアッパーイーストサイドでは6万ドルだった。夕食会を開けば、高卒の招待客が大半だっただろう。

これ以降、新たな上流階級が独自の文化を発展させた。この半世紀の間に、
米国の一流大学は全国からえりすぐりの学生を集め、学生たちはその中で交流し、結婚していった。頭脳の価値は市場で急騰した。2016年に同じエリート地区で夕食会を開いたら、招待客のほとんどの全員が大卒で、それ以上の教育を受けている人も多いだろう。彼らは全体としてかつてのエリート層よりはるかに裕福である。メーンライン、ブルックライン、アッパーイーストサイドの現在の世帯所得(中央値)はそれぞれ15万ドル、15万1000ドル、20万3000ドルに上る。

夕食会での会話も米国の主流派の人々の集まりで話される会話とは全く違ったものになりそうだ。新上流階級のメンバーは主流派に人気の映画やテレビ番組、
音楽にはほとんど興味がない。彼らは食事、健康管理、子どもの育て方、
休暇の取り方、読む本、訪れるウェブサイト、ビールの味について独自の
文化を持っている。何につけても新上流階級には独自のやり方がある。

新上流階級のもう1つの特徴――これはかつての米国にはなかったものである――に、上流階級であることを抵抗なく受け入れ、普通の人々に対して見下したような態度を取ることが挙げられる。試しに高学歴の友人と話しているときに「redneck(訳注:無学の白人労働者を指す軽蔑的表現)」という言葉を使って、
他の人種差別的な言葉を聞いたときのようないら立ちを示すかどうか見てみるといい。

3: ◆YmoNMMGOdJo.@蛇女乃呪φ ★ 2016/02/15(月) 22:25:44.54 ID:???

それとも、あなたをウエストバージニアに週末を過ごすための別荘を買ったばかりのワシントンDCの友人がその友人とウエストバージニアの住人のことを話すのを聞いてもらってもいい。彼は新しい隣人たちへの軽蔑を隠そうとはしないだろう。

一方、米国の主流派はこのように見下され、軽蔑されていることを十分承知していて、当然のことながら腹立たしく思っている。米国の平等主義は今や風前のともしびだ。

新上流階級が主流派から離れて行く一方、新たな下流階級が白人労働者階級の中から出現した。新下流階級はトランプ旋風が吹き荒れる環境づくりに大きな役割を果たした。

建国以来、労働と結婚は米国の市民文化の柱だった。1960年代の時点では白人労働者階級にとってもそうだった。成人男性はほとんど全員が働くか仕事を探していたし、ほとんど全員が結婚していた。

その後、状況に変化が起き始めた。30代、40代の白人労働者階級の男性――仕事においても家族を養う上でも中心となるはずの年代だ――の労働参加率は1968年には96%あったが、2015年には79%にまで低下した。これらの男性のうち、既婚者の割合は同じ期間に86%から52%に低下した(非白人の労働者階級の男性についてもこれらの数字は低下しているが、白人男性ほど急激なペースではなく、連続して低下してもいない)。

これは衝撃的な変化であり、しかもこの現象は米国全土で起きている。現在、
白人労働者階級が住む平均的な地域では働き盛りの男性の5人のうちおよそ1人が職探しさえしていない。
彼らはガールフレンドやきょうだい、親に食べさせてもらっているか、障害年金を受給しているか、そうでなければ所得申告されない報酬や犯罪で得た所得で生活している。彼らのほぼ半数は結婚していない。多くの独身男性が存在することで副次的な社会問題も生じている。

このようなコミュニティーでは、子どものおよそ半数が未婚女性のもとに生まれており、特に男の子は父親がいないことでさまざまな問題を抱えている。薬物も都市部だけでなく小規模な町でも大きな問題となっている。

こうした傾向が労働者階級のコミュニティーで暮らす全ての人――今でも古いルールに従っている人も含めて――の生活にどのように影響しているかを考えてほしい。彼らは古い市民文化が消滅してしまった地域で働き、家庭を築いているのだ。なごやかでもなければ居心地がいいわけでもない、安全でさえない地域で。

チャールズ・マレー氏はアメリカンエンタープライズ研究所のW・H・ブレイディ研究員。
「By the People: Rebuilding Liberty Without Permission」
(仮訳:人民の手で:許可なく自由を再建する)や
「Coming Apart: The State of White America, 1960-2010」
(邦題:階級「断絶」社会アメリカ:新上流と新下流の出現)など多数の著作がある。

4: 名無しさん@15周年 2016/02/16(火) 00:34:11.19 ID:SFeTX0lNq
>>1
建前正義にうんざりしているのだろうな。
5: 名無しさん@15周年 2016/02/16(火) 02:48:53.42 ID:fGBAbRVSy
爆風トランプ
6: 名無しさん@13周年 2016/02/16(火) 22:20:21.35 ID:VFwhTWHXX
ルビオがまともっちゃ、まともなのだが…。

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